【七五三】肩上げ・腰上げは必要?七五三までに確認したい着物の寸法

七五三

七五三の準備段階は心配事が尽きないですよね。日程やお着物はなんとか決まったものの、着物の裾を引きずってしまわないか心配…など。特に早生まれのお子様はまだまだ身体が小さく、レンタル商品では大きすぎることも。

そんな時にお勧めしたいのが、お子様のご身長に応じて寸法の調整ができる【肩上げ・腰上げ・裾上げ】の加工オプションです!聞いたことはあるけど実際どんなものなの?寸法と言われても測り方が分からない…といった疑問とご不安を、今回このブログで解消するお手伝いができたら嬉しいです✨

腰上げ・肩上げってなに?

お子様用のお着物は成長に合わせて仕立て直せることを前提に、少し大きめの作りになっています。そのため適正なサイズで着用するために必要になってくる肩上げには、「お子様のこれからの成長を願う」という意味が込められているといいます。

七五三が根付いた時代は今ほど医療が発達しておらず、お子様の健やかな成長は親御さんたちにとって切実な願いだったことがうかがえます。
反対に、肩上げがされていない衣裳は「成長の余地がない」とされ、とても縁起が悪いとのこと。普段着として着用できる浴衣などは問題ないですが、お子様にとって正装となる七五三の衣装は風習に倣って肩上げされたものを着用いただくことをおすすめします!

一方腰上げ・裾上げには肩上げのような特別な意味合いはないそう。ただ、小さなお子様は腰ひもを使用した着付けだと負担がかなり大きく、また着崩れも起きやすいため、予め縫い上げておくことでそれらに備えるといった実用的な理由があるようです。

腰上げ

k201

三歳被布【K201】商品ページはこちら

前述したように、お子様のお着物に関しても、身丈は腰ひもで調節することも可能です。ただ、小さなお子様にとっては着付けの時からおなか周りが苦しく、嫌がってしまう可能性も。

着慣れないお着物で短くない時間を過ごすことになるため、ストレスの材料は少ないほうが安心ですよね。そのため、当店では予めご身長に合わせて腰上げすることをお勧め✨予め腰上げすることで、お子様が激しく動いてしまった場合の着崩れにも対応が出来ます!こちらは一旦上げを外してから、ご返却後に再度お直しをする必要があるため、加工料金【4,400円】を別途頂いています。

ただ、次の条件にあてはまる方は注意が必要です。三歳さんの場合は身丈【67センチ以下】、七歳さんの場合は身丈【86センチ以下】の加工はお断りすることも。なぜなら、お体が小さいからと腰上げをしすぎてしまうと、長さを変えられない袖丈が地面に擦れてほつれてしまったり、うっかり踏んで転んでしまったりというトラブルが発生してしまうからです。

どうしても今着物を着てもらいたい!という場合は、腰上げにプラスして、底上げされた履物をご着用いただいたり、ご移動の際はお袖をクリップなどで上げたりと対策をしていただくと安心かもしれません。

肩上げ

by1095歳袴【BY109】商品ページはこちら

ご体型には個人差があって当たり前。対応身長内なのに袖が少し長いかも…ということも考えられます。
多少であれば問題なくご着用いただけますが、手の甲が完全に隠れてしまうとかなりぶかぶかな印象になってしまいます。お写真にも残ることを考えるとしっかりご体型に合ったサイズ感で着てもらいたいですよね。そんな時には肩上げがおすすめ!お子様のお腕の長さに合わせて加工した状態でお届けするので安心です✨

こちらも腰上げ同様、既に上げ縫いをしている部分を外し、ご返却後に元の長さに直す必要があります。その為三歳被布・七歳四つ身は【4,400円】、男児袴は襦袢・着物・羽織の3点お直しをするため【6,600円】の加工料金を頂いております。

裾上げ

三歳袴【BY159】商品ページはこちら

男の子の袴は長すぎた場合、勿論着付け位置や紐部分を折りたたんでの調整も可能ですが、歩いたり走ったり、動いているうちにずれ落ちてしまわないか心配ですよね…。

袴に関しても裾上げの加工が出来ますが、袴にはプリーツのように折り目があるため、裾部分は綺麗に縫い上げることができません。
その為、実際に上げるのは裾ではなく腰の部分になり、最大【4センチ】の裾上げとなります。
こちらの加工料金は【2,200円】を頂いております。

ご家庭でもできる!寸法の確認

七歳四つ身【N165】商品ページはこちら

お下見会でご試着いただいた方は当店のスタッフが寸法を確認させて頂きますが、ネットからご注文される場合は「どこから測ったらいいの?」とご不安ですよね。
ただ、確認の際必要なものはメジャーのみでとってもシンプル✨画像を参考に、ぜひトライしてみてください!

腰上げ

お子様にまっすぐ立っていただき、首の付け根のぐりぐりとした骨からくるぶしまでの長さを測ります。早めにご予約される方は成長を見越して、現時点での身長から1~2センチほど余裕を見ておくと安心です!

お着物によっても寸法が若干異なりますので、ご不安な場合はHP記載のサイズを確認してからご予約いただくことをおすすめ。
当店で取り扱いのある商品のサイズは、三歳被布は【70~78センチ】、7歳四つ身は【129~133センチ】となっています。こちらはいずれもすでに腰上げされた状態での寸法です!

肩上げ

片方の腕を45度に広げた状態で、首の付け根のぐりぐりとした骨から肩、肩から手首の大きな骨までの長さを測ります。
この時肩を通らず首の付け根からまっすぐに手首までの長さを測ってしまうと正しい寸法が確認できないので注意が必要です!

また、当店が取り扱っているお着物の裄丈は、三歳さんのお着物が【38~42センチ】、5歳袴が【46~49センチ】、七歳四つ身が【49~54センチ】となっています。
こちらも身丈と同様、商品によって長さが変わるので、お気に入りの着物の寸法はどうか念のため確認しておくと安心ですね!

裾上げ

袴の着付け位置の目安はみぞおちとおへその中間くらい。その為、おへその上に握りこぶしを当て、その上から下にまっすぐ、足のくるぶしが隠れるくらいまでの長さを測ります。
当店で取り扱っている五歳袴の袴丈は大体【57~60センチ】なので、もし【4センチ】の裾上げではまだ長い…という場合は着付け位置をもう少し上げることで若干の調整が可能です!

ご予約の際の注意点

ネットからご予約を頂く際は、オプション選択画面でお選びいただくことができません。
その為、ご希望される場合は備考欄に【肩上げ(腰上げ)〇〇センチ仕上げ希望】とご記載いただけましたら、ご要望通りの寸法に仕上げてお届けいたしますので、ぜひご活用ください♪
※加工はお時間を要するため、ご利用日が直近の場合は承れないことがございます。

無料お下見会

実際お子様にどんな色が似合うかわからない~!という方にも安心!京都・五条にある実店舗では常時お下見会を実施しております。小さなお子様でも実際にご試着いただき、お色味やお顔映りだけでなく、寸法についてもしっかり確認ができますよ✨

商品も多く揃っているおすすめのご来店時期は5月~夏休み頃。ブログの投稿が遅れ、今年は既にちょうどいい時期を過ぎてしまっていますが(申し訳ないです…💦)、まだまだ遅くはありません!新作も続々と入荷されていますのでもしよろしければご家族で時間を合わせてお気軽にご来店ください!
軽く羽織っていただくだけでもとっても可愛らしいので、お子様の姿にめろめろになってしまうこと間違いなしです💕

お下見会の詳細は下記よりご確認いただけます!事前予約制となっていますので、お電話か予約フォームからご予約をお待ちしております♪

お下見会のご案内

最後に…

まだ準備が進んでいないというご家庭でも大丈夫!お着物選びや、当日までに用意したいこと、持ち物に関しては下記リンク先の記事にまとめていますので併せてご覧いただければと思います。

お子様の成長を祝う大切な行事ですので、できる限り不安は取り除いておきたいという思いはどのご家庭でもきっと共通。SNSでも多くの先輩ママさんたちが情報をシェアしてくださっているので、様々なものを参考にし、それぞれのご家庭に合ったスタイルで素敵な1日をお過ごしくださいね♡

【ママ・パパ必見】知っておきたい!七五三ってどんな行事?

関連記事一覧

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。