せっかくの晴れの日。お着物を着るだけで大丈夫?失敗しないマナーとご祝儀袋の書き方

ご祝儀袋
七五三

せっかく格式ある着物を着ているのに、所作やマナーで失敗をしたくないですよね。
大切な日迎えれるにあたって、綺麗な所作やマナーも知っておきたいところです。

写真に写るときに気にしたいこと

お着物は、お洋服に比べると動きも制限されて少し窮屈なイメージがありますが、足を広げて座ったり、大股で歩いたりしないのがお着物の所作です。
普段より少しゆっくりと気を使って動くだけでも凛とした品が出てくるのがお着物の力です!
かと言って、楽しい席に終始緊張して座っているのは大変な思いをするだけです。お写真に写るときだけでも、凛と綺麗にふるまってみてはいかがでしょうか。

  1. まずは、足を広げて立たないこと。出来るだけ太ももをぴったりとくっつけるのを意識してみてください。足は前後に少しずらしてもOK。
    それだけでも、体にぴっしと力が入って立ち姿が綺麗に見えます!
  2. 姿勢を正す。緊張していかり肩になったり猫背になってないか意識してみてください。肩甲骨を下げるように、ゆーっくりリラックスして笑顔です!
    お腹も引き込んで、頭から足先まですっと伸びるイメージです。

座り方

椅子に座るときには、お太鼓がつぶれないように、背もたれにもたれかかってしまわないように少し開けて座ります。
特に、振袖の場合は立体的に豪華な飾り結びになるので、つぶしてしまわないよう注意しましょう。
タクシーや車に乗る際は、「お尻」から乗り、両足を引き入れます。
いつも通り、足から乗り込んでしまうと、お着物が崩れやすくなってしまうので、意識してみてください。

ご祝儀袋の書き方 水引(みずひき)の意味

そして、お祝い事の準備で突き当たるのが『ご祝儀』問題。ご祝儀袋の書き方で失礼になるのはもったいないですよね。
友人の結婚式・親戚の結婚式・お宮参りや七五三…それぞれ、お祝いのご祝儀袋の選び方も変わってきます!
次は、ご祝儀袋についてご紹介したいと思います。

二人が末永く結ばれる願いを込めて「結び切り」や「あわじ結び」が選ばれます。
結婚式に蝶結びの水引はNGなので、気を付けましょう。

水引の種類

「結び切り」や「あわじ結び」は、人生で1度きりであってほしいお祝い事に使われます。
「蝶結び」は何度あっても喜ばしい、出産祝いや入学祝などでも使われます。

今回は、ご祝儀袋の書き方を結婚式と七五三わけてお伝えしたいと思います。

結婚式のご祝儀袋

表書きの名目は、「寿」や「御結婚御祝」。
お祝いの場で「4」という数字は縁起が悪いとされるので 結婚御祝 など4文字は避けるのが無難です。

結婚式ご祝儀袋の書き方

表書きは、筆ペンでご自身のお名前を記入します。ご夫婦で連名にされる場合は、お二人ともフルネームでも構いません。
中袋には、誰からのご祝儀か分かるように「金額・住所・氏名」を記載しておきます。
金額は旧字体の漢数字が基本的です。

1.壱 2.弐 3.参 5.伍 6.六 7.七 8.八 10.拾

お金の入れ方は、表から見てお札の肖像画が図のように見える方向で入れるのがベストです。

金額とご祝儀袋の目安

可愛いご祝儀袋や豪華なものから印刷されたものまで。色々なデザインがあります。
包まれる金額によって、ご祝儀袋と金額のバランスが取れているものがコツです。

  • 1万円程(欠席される時など) 印刷されたものでOK
  • 2~3万円程 金銀や赤白のスタンダードなものがおすすめ
  • 5万円以上 豪華にアレンジされた水引や、上質の和紙を使用したものがおすすめ

また、結婚式では白のご祝儀袋がフォーマルなので、カラフルで洋風の装飾のご祝儀袋などは、親しいご友人などへのお祝に使用しましょう。
可愛いご祝儀袋は見ているだけでもうきうきしますよね!ぜひ、ご祝儀袋選びも楽しんで下さい。

七五三のご祝儀袋

七五三で、お参りだけではなく、ご祈祷される際にはご祈祷料をお納めします。
多くの神社では『初穂料』(はつほりょう)と呼ばれることが多いですが、神社やお寺によって名目や金額が異なりますので、神社・お寺のサイトなどで確認されるのが良いかと思います。

初穂料の目安は、一人5000円~1万円。ご兄弟の場合、一人1万円の所だと、2万円を包みます。
連名の書き方は以下の書き方を参考にしてみてください。
初穂料書き方ご祈祷の際に、お子様の名前(フルネーム)を神職がご神前で祝詞を読み上げて下さいます。
お子様の名前に読み仮名も書き添えておくとより丁寧ですが、神社によっては、ご祈祷の受付用紙があるので、そちらに記載したものを読み上げて下さいます。

子供たちも初めてのご祈祷。人数が多いとご祈祷時間も長くなるので、「祝詞で自分の名前が呼ばれるよ」と伝えてあげると少し、わくわくするかもしれませんね!

最後に

いかがでしたでしょうか?もし、事前に知らなかったマナーがあっても、謙虚なふるまいを心がけていればなんとかなると思ってます…皆さん、温かい目で見守ってくれているはず。でも、出来るだけ知っておきたいですよね!事前に調べていらっしゃるあなたは、大丈夫です!
当日は、華やかなお祝いの場で楽しく過ごしてください。

関連記事一覧

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。