「やりすぎない」「目立ちすぎない」入学式・卒業式のお母様の訪問着選び
中学生の卒業式に、母親が訪問着を着て出席してくれました。
普段、スーツで出席してくれていたので驚きでしたが、スーツより手間のかかる着物を着て卒業を祝ってくれたことがとても嬉しかったです。思春期、母親と一緒にいるのは恥ずかしくて写真撮ってないのですが…記憶に残る思い出です！
思い出がいっぱいの学校からの卒業、受験で受かった念願の学校への入学。
ただの通過点ではなく、特別な思いがつまった入学式・卒業式にお着物でエールを送ってあげたいですね！
着物で周りから浮かないか心配
洋服の方が多い中で、普段着ない着物を着るのは少し心配かもしれません。
いざ、着て行ったらなんだか浮いている気がする…なんて思いをするのは嫌ですよね。
卒業式は、校風も分かっていて馴染の方も一緒なので少し気が楽ですが、入学式は初めての場でさらに親子で緊張してしまう気がします。
そんな小心者ですが、これなら着てみたいなというものをご紹介したいと思います。
周囲に馴染みつつ、希望の着物選びが出来るよう「目立ちすぎない訪問着」をテーマにご紹介したいと思います！
入学式・卒業式に目立ちすぎない柄
訪問着は、結婚式やお茶会の場など幅広く着用出来るので豪華なものや個性的なものまで幅広い柄行になっています。
なので、ご自身が出席される場の雰囲気にあったものを選ぶのことが大事です。
赤が似合うから、高級なものが着たいからと好みだけで選んでしまうと浮いてしまう原因になってしまいます。
華美になりすぎず、色や柄が派手なものを避けるのがおすすめ！
【入学式・卒業式に避けたい訪問着】
・色が柄が派手過ぎる
・柄のボリュームが多過ぎる
入学式・卒業式におすすめ訪問着のご紹介
淡い柄行に、扇や打ち出の小槌などおめでたい古典柄が王道。
h1269 アイボリー 雲取り松皮菱に梅
h1042 桂由美薄ピンク 金通し 辻が花風 花丸文疋田遠山
h1046 桂由美薄緑のりこぼし 丸文に道長取り
▼こちらは、古典柄ではなく洋服にも似た雰囲気。
かしこまった「和」だけではなく、少しカジュアルな雰囲気で楽しみたい方におすすめしたい訪問着です。
すっきりした印象ですが、柄の刺繍の存在感もあって素敵な一着です。
h1311 ベージュ 牡丹に藤と桜
ここまで、色が淡いお着物を紹介してきましたが、色が薄くなくてはいけないわけではありません。
色が赤や青など原色に近い色味はどうしても目立ってしまいますが、トーンを落として濃紺やあずき色・オリーブ色など落ち着いたものを選ばれるのも良いと思います！
子供の制服やランドセルに合わせて色を選ばれたりもいいですね！
また、柄は季節の先取りをするのが「粋」とされていて、4月に桜柄でも良いのかと悩まれる方もいらっしゃいます。
個人的には問題ないと思うのですが、気にされる場合は、桜柄単体ではなく、他の花々が一緒に描かれているものを選ばれるのがおすすめです。
h1309 濃紺 桜に菊
気を付けたいヘアセットやアクセサリー
着物が決まったところで、お洋服と同じようにヘアセットをダウンスタイルにするのは避けましょう。
ネックレス、ブレスレットや腕時計は、着物の生地を傷めることもあり、和装の時には外しておきます。
うっかりしやすいですが、「ピアス・イヤリング」も和装の場合は避ける方が多いです。
髪の毛をUPにセットして、顔周りも華やかにしたいところですが、正式な場所にはつけない方が無難です。
また、レンタル着物の場合は「香水NG」の場合が多く、こちらも匂い移りなどお着物を傷めてしまう恐れがあるためです。
多くの方が集まる場所ですので、香水も控えて頂いた方が良いです。
【和装で気を付けたいこと】
・腕時計やブレスレットなど装飾品は外しましょう
・ピアス・イヤリングも付けない方が無難です
・着物レンタルをご利用の場合、香水はNGです
晴れの日に自信を持ってお出かけください
お子様の門出を、お着物でと考えていらっしゃる方とても素敵です！
お洋服よりも準備も手間もかかりますし、気を遣うことも多いかと思いますが、その分特別な思いも子供が感じてくれると嬉しいですよね。
グローバルな社会になってきた分、日本独特の文化を子供達にも感じて貰いたいと思うことが多くなってきました。
卒業式や入学式にお着物で参加したいけど、着物選びに迷っていらっしゃる方の参考になればと思います。
京都近郊で、式を迎えられる方は、「来店プラン」にてお着付けやヘアセットも当店で行っておりますので、ぜひご利用下さい！
3月4月のシーズンは早くからご予約を頂くことが多いので、お早目のご連絡がおすすめです。
コメント ( 0 )
トラックバックは利用できません。
この記事へのコメントはありません。